夢のかたわら
夕暮れ 並ぶふたつの影
あんな風に僕らずっと
続く細い道を挟んで 
どこまでも行ける そう思ってたから

わかっているように 歩く足音
戸惑ってみたって何も変わらないんだ

夢を追い夢見てたあの場所に戻れない
悲しみの雨はずっとふりやまなくて
僕らがいつまでも見上げてた空の色
手のひらをすり抜けて闇の奥へ消えてった
最後は僕の胸の中

明日もし晴れた空なら  いっそこの思いを捨てようか
僕はわかっていたのかな  君の気持ちも僕の心さえも

染まってく空 浮かぶ藍色
曇ったところで 雨は降ってこない

僕らが描いてた夢々のあとさきは
数え切れないほどの星となって消えていった
気づかないでいてよ この先の長い道に
二つの影はなく ひとりぼっち歩いてく
いつかの夜のしじまに

いつもと違う 形でさえも いつの間にか そこにあったように
ただ泣きたくても 涙は出ない さみしさじゃない何かが 僕の中で生まれてくんだ

夢を追い夢見てたあの場所は闇の中
いつまでも探し求めながら生きてゆく
僕にもいつの日か見えるだろう明日の陽が
それまで目をつむり 眠りの中におちてゆく
最後は夢のかたわらで
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